2009/09/01

シルクロード 文字を辿って

Kyotomuseumsilkroad
京都国立博物館での標記展覧会,暑いし遠いし値が張るしと思っていたが,やはり見ておかねばと思い直して上洛.
夏休みのためか,絶え間なく観客があったようだが,やはり漢字の経典には観衆が集まる一方,ブラーフミー・ソグド・ウイグル関係の展示はささっとスルーされる(なにしろ一般客には読めないから)
おかげで,ウイグルの展示はじっくり眺めることができた.特に,これまで実見したことのなかった「マジックサークル」(八卦のこと)はペテルブルクの敦煌学会での報告にも関連するもので,ありがたい機会となった.
また,出品目録にはないものの,契約文書 SUK Sa09 や,私が度量衡論文で使った SI Kr I 147 契約文書,さらには2000年秋のモンゴル学会で報告したカラホトのモンゴル語占い冊子も展示されていた.「再会」を懐かしむとともに,早く校訂を出さねばという思いを新たにする.
なお,四日市さんも疑念を呈しておられるように,最後のモンゴル語冊子が「12世紀」とされているのは,おそらく単純なミスプリであろう(そもそもモンゴルがウイグル字を借用・導入したのは13世紀初頭なので)

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2009/05/18

東アジアの海とシルクロードの拠点“福建”【お詫び】

明治大学・学習院大学で開催されている標記展覧会についての当blog上の記事に重大な誤りがあった点,関係者よりご指摘を頂戴しました.

至正9年のシリア文字景教碑文について,当blogでは牛汝極『十字蓮花』137頁の「現下落不明」という記載に基づき「レプリカらしい」と記しましたが,これは重大な誤りです.

関係者よりのご指摘によれば,当該碑文は福建博物院所蔵の真正品です.

貴重な展示資料の価値を貶めるかのような記事を掲げたことについて,関係各位に衷心よりお詫び申し上げます.
まことに申し訳ございませんでした.

そして,牛汝極氏の調査の段階では行方不明であった原碑がこのたび日本で展示され目睹することができるようになったことは,まことに慶賀すべきことであります.
あらためて,明治大学・学習院大学および福建博物院の関係各位のご尽力に敬意を表し,盛会を祈念する次第です.

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2009/04/03

シルクロード 文字を辿って:ロシア探検隊収集の文物

2009年7月14日(火)〜9月6日(日)京都国立博物館

さきに紹介したIDP Newsletter 32で開催を知る.
すでに京博のサイトでも予告されているが,盛夏の上洛は辛すぎる(泣)

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2008/07/04

広島発はるかなるシルクロード

2008年7月11日〜8月24日,広島県立歴史博物館

詳細はこちらのサイトを参照.
内陸アジア史学会もサポートしているとのことで,会員として受領した『内陸アジア史研究』にチラシが同封されていた.
すでに企画展連携7月スポット展示「中国石窟の旅──仏教文化伝播の道──」が始まっており(6月27日~7月31日),また8月2日(土)には白須淨眞先生による記念講演「広島ゆかりのシルクロード探検家たち」も予定されている由.
先だって「シルクロードは過去のブーム」と書いてしまったわけだが,何より盛会を祈りたい.

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2008/06/19

シルクロード学研究センター廃止

ならシルクロード博記念国際交流財団に設置されていたシルクロード学研究センターが,平成20年3月31日付で廃止されていた.
数年前,野尻湖クリルタイに集った若手数名で,同センターの研究助成に応募しようかと相談したこともあったが(結局その際はパスしたのだが),その助成制度も廃止されてしまった.
我々の研究分野に直接に関わる財政的支援のひとつが途絶えてしまったのは,まことに残念.
同時に,「シルクロード」がもはや遠い過去のブームに過ぎなくなったと感じさせられる.
これまでの研究報告書類がディスカウントで放出されているので,これらから今後の学的展開の戦略を考えることとしたい.

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2008/02/26

2008年国際稀覯本フェア

サイトは こちら
その筋の人には先刻ご承知だろうが,当方はネット古書肆の Librairie Oriens からのメールで開催を知る.
Oriens からの出展品リスト(PDF 3.3MB)には大秦景教流行碑や満洲語のテキストなどもあるが,どれも10〜20万円のオーダーで,私費はもとより公費でも手の出るものはなさそう.

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2007/11/17

ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展

静岡県立美術館 http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/topj.html
2007年12月28日(金)~2008年3月30日(日)

詳しくはこちら
宮治昭先生が陣頭指揮する特別展とのこと.
年末年始もしくは春休みに時間があればぜひ観覧し,その後は焼津でマグロでも食したいものだ.

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2007/09/19

本願寺展──親鸞と仏教伝来の道──

九州国立博物館 http://www.kyuhaku.jp/
2007年9月22日(土)〜11月18日(日)

出品目録はこちら(PDF 212KB)
龍谷大学からも,ウイグル・ソグド・コータン・チベット・西夏語文献や伏羲女媧図・三日月紋錦など,なじみの大谷探検隊将来資料が出品されるらしい.
行けるとすれば11月のモンゴル学会+内陸アジア史学会のジョイント大会と併せてだろうか.

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2007/04/13

青い煌き ウズベキスタン〜写真と美術工芸品でたどる世界遺産の過去と現在〜

横浜ユーラシア文化館 http://www.eurasia.city.yokohama.jp/
2007年4月28日(土)〜9月2日(日)

写真家の萩野矢慶記による写真と美術工芸品の展覧が中心とのこと.

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2007/04/05

旅順博物館は外国人が訪問できるようになっているのか?

標記の点について,岩本さん舩田さんが記事を寄せられている.
いずれも今夏青森開催の旅順博物館展に関する当ブログの記事が発端となっているので,旅順博物館はやはり未開放との情報を補足しておきたい.
これは京大人文研で在外研究中の王丁さんよりの情報.日本人でも旅行会社を経由すれば観覧可能らしいが,相当にボられる(ウン万円で30分だとか)そうだ.王丁さんは旅順に近い大連のご出身,またご友人に旅順博物館の関係者もおられるとのことで,確実だろう.王丁さん情報ありがとうございました.
当ブログでも「青森に来るより旅順直行の方が...」などと誤解を招きかねない表現があったことをお詫びしつつ,あらためてご興味のある向きにはご来青・ご観覧をお奨めするものである.

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