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2008年2月

2008/02/28

『モンゴル帝国と長いその後』

杉山 正明 2008:『モンゴル帝国と長いその後』(興亡の世界史9)講談社.

すでにむとうすさんが紹介されているので,詳しくはそちらを参照.
「フレグ=ウルス」という呼称について,ペルシア語史料中に ūlūs-i Hūlāgū が在証されるといい,さらにイルハン朝=イスラーム王朝という認識を批判される(p. 213).これは,「ペルシア語史料においてフレグ以降の時代に「フレグのウルス」と名乗る例はほとんどみられない」とされた故岩武昭男先生(『西のモンゴル帝国』pp. 54-55)への反論かと憶測.
両説の当否について,本 Blog 読者にしてペルシア語に通じておられる方のご教示をお願いしたいところ.

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2008/02/27

古代インド文明の謎

堀 晄 2008:『古代インド文明の謎』(歴史文化ライブラリー251)吉川弘文館.

revertopさんのエントリで知り得たもの.
度量衡研究者(笑)としては「分銅から見た中央アジアとインド」が興味深いところであった.
アーリア人征服説を虚構とする点には,専家からのレスポンスが期待される.

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2008/02/26

2008年国際稀覯本フェア

サイトは こちら
その筋の人には先刻ご承知だろうが,当方はネット古書肆の Librairie Oriens からのメールで開催を知る.
Oriens からの出展品リスト(PDF 3.3MB)には大秦景教流行碑や満洲語のテキストなどもあるが,どれも10〜20万円のオーダーで,私費はもとより公費でも手の出るものはなさそう.

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2008/02/21

中国新疆吐魯番学第3届国際学術研討会

2008年10月19日(土)〜27日(月)吐魯番博物館

吐魯番学研究院からの招待状をいただく.
学会自体は19・20日の2日間で,21日〜27日は北庭故城やアルタイ地区のクルガンなどの史跡・遺跡をめぐるエクスカーションだとのこと.
アルタイ地区は未踏につき興味深いが,10月下旬となると寒かろうし,第一に学期中というのが悩ましい.
ともあれ,詳しい情報を知りたい向きには秘書処の連絡先をお知らせいたしますのでご一報を.

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2008/02/17

吐魯番文書總目・歐美収藏巻

榮新江(主編)『吐魯番文書總目・歐美収藏巻』武漢大學出版社,2007.

書虫より.
ベルリン・ペテルブルク・ロンドン所蔵文書が主に扱われる.
てっきり漢文文書だけかと思っていたら,ウイグル語・モンゴル語・チベット語文書も相当網羅的にカタログ化されている.
このことは關尾先生も岩本先生も紹介しておられなかったので,大いにびっくり.
レファランスとして拙稿も多数引用されていてまたまたびっくり.
そこで既刊の『日本収藏巻』も見てみると,やっぱりウイグルまで入っていた(ちゃんと目を通していなかったことがばれてしまう)
とにかくトゥルファンから出たものは使用言語を問わず全て目録化しようというわけで,中国における研究エネルギーのすごさを感じる.
レファランスの充実ぶりは榮新江先生の陣頭指揮も影響しているのだろう.
ちなみに見返しの榮新江先生のご近影は大英図書館のリーディングルームで撮ったものかと拝察.

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2008/02/15

向正樹さんから

向 正樹 2007:「蒲寿庚軍事集団とモンゴル海上勢力の台頭」『東洋学報』89-3, pp. 67-96.

向さんには年末にアラビア語史料の解読でもお世話になった.
このたびの抽印ご恵送と併せ,ありがとうございました.

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2008/02/14

本間寛之さんから

本間 寛之 2007:「麹氏高昌国の地方支配について」『史滴』29, pp. 44-63.

抽印を拝領.本間さん,いつもありがとうございます.

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2008/02/12

簡牘の世界──越後・列島・半島・大陸・シルクロードを結ぶ

2008年3月2日(日)10:00〜
新潟大学五十嵐キャンパス人文社会学系棟F棟5階大会議室

当ブログをご覧の諸兄姉には關尾史郎先生のブログもおなじみのはずなので,こちらでのお知らせは今さらではありますが,このたび關尾先生から直々にご案内状を頂戴したのであらためて.
日本から朝鮮半島・中国本土・シルクロードまでの簡牘を鳥瞰しようというスケールの大きな試み.
プログラムはこちら.
出席の向きには,2月22日までにお知らせいただきたいとのことなので,上記リンクをご利用のうえ新潟大学人文学部東洋文化研究室までご連絡を.

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2008/02/07

校正・校正・脱稿・修正・調べものx2・採点

近況です.

  • 校正:紀要論文.今回の初校ではウムラウトやアクセントがほとんど文字化けだったり,Word に貼り込んだ表をまるっきり落としてくれていたり.なんともorz.しかし表の手落ちのおかげでまるまる1ページ増補できたのはラッキーというべきだろう.
  • 校正:さるプロジェクトの助っ人の助っ人という立場でタッチした原稿.最後の時点でも文献目録に誤脱があったりで冷や汗.実はこのプロジェクトでは別のサブグループにも助っ人の助っ人として駆り出されたのだが,そっちは音沙汰なし.便りがないのは良い便りと思うことにする.
  • 脱稿:分担参加の科研の報告書.1週間遅れでご迷惑をかけたうえに中身が薄いのでますます汗顔.安西楡林窟のウイグル語銘文で威武西寧王ブヤンクリの「ン=クリ」が読めたというネタだが,写真がないので納得できない人の方が多かろう(某先生からもまた「心眼でやりすぎ」と叱られそうだ)何しろ一昨年の楡林窟調査はたった3時間(もちろん写真撮影も不許可)だったので,もう一度じっくり見たうえでどこかでケリをつけたいと思う.
  • 修正:昨年に某誌に投稿していた原稿がアクセプトされた.ただしレフェリーから若干の修正を求められる.話のキモに関わるご指摘なので頭をひねらねばならないが,それだけ密に審査下さったということで,まずはレフェリーの方々に感謝.
  • 調べものx2:別の科研の内部報告と来月の学会報告.そろそろ準備せねばならんが,前掲の修正の締切りとダブっている.ムムム.
  • 採点:先週に実施した試験.上記の校正+校正+脱稿のために手つかずだったのだが,今週中には終わらせねばならないので,今日からこちらの作業.良い答案に出会うことを祈る.

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2008/02/01

東北アジア研究センター・シンポジウム「帝国の貿易─18~19世紀ユーラシアの流通とキャフタ─」

2008年3月7日(金)10:00~18:00
東北大学東北アジアセンター4F 会議室

基調講演
 濱下武志(龍谷大学)「内陸中国と海洋中国の歴史サイクル」

第1セッション:モノの流通から見たキャフタ貿易
 森川哲雄(九州大学)「大黄を巡る露清関係とキャフタ交易」
 塩谷昌史(東北大学)「キャフタを通じた中国茶のロシア向け輸出」

第2セッション:商人とキャフタ貿易
 森永貴子(北海道大学)「キャフタ貿易に見る露清商人の組織と商慣行」
 劉建生(山西大学)「山西商人とキャフタにおける対ロシア貿易」(通訳付)
 高宇(立教大学)コメント1:山西商人の観点から
 澁谷浩一(茨城大学)コメント2:露清関係史の観点から

東北アジア研究センターの塩谷昌史先生からご案内を頂戴.塩谷先生ありがとうございました.
こちらでPDFのポスター(2MB)を閲覧できる.

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