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2007年10月

2007/10/31

新疆・吐魯番調査第1日

10月31日から11月6日まで,科学研究費「中国新疆のウルムチ・トゥルファン両博物館所蔵非漢文古文献の研究」により,中国新疆ウイグル自治区博物館・吐魯番地区博物館所蔵資料の調査・共同研究のため出張.
この共同研究はすでに吐魯番学研究院のサイトでも紹介されているところ.

10月31日(水)
11:30,関西国際空港に到着,弘前から別送しておいたスーツケースを受け取る.
12:00,JALカウンターでチェックイン.関空でもインライン方式が採用され,まことにスムース.しかし機体到着が遅れるため,出発も40分遅れと知らされる.
「大阪出る時連れてって〜」のたこ昌でたこ焼きをいただき,出国手続.
15:00,予定より1時間遅れで離陸.
17:30,北京首都国際空港到着.駐機場の末端からバスで移動.最近のCA関空便は何とも扱いが悪い.入国審査・荷物ピックアップを経てウルムチ便への乗り継ぎ手続を済ませ,再度保安検査ののち,ウルムチ便の25番ゲートへ.
18:30,成田から到着していた梅村坦先生・鈴木健太郎氏と合流.
19:30,搭乗開始.
20:00,予定より30分遅れで離陸.
23:45,ウルムチ国際空港到着.荷物をピックアップし,吐魯番博物館のドライバー張剛氏の出迎えを受ける.
24:50,宿舎の環球大酒店到着,そのまま就寝.

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2007/10/28

『東洋学報』89-2

榮 新江 2007:(西村陽子訳)「シルクロードの新出土文書」『東洋学報』89-2, pp. 59-78.
池田 温 2007:(書評)「沙知・呉芳思(編)『斯塔因第三次中亞考古所獲漢文文獻(非佛教部分)①②』『東洋学報』89-2, pp. 86-99.

榮新江論文は現在整理中の吐魯番新出文書の研究整理作業の報告だが,吐魯番〜高昌国〜唐代西州とエフタル・突厥など内陸アジア諸勢力との交渉史に新局面を開く内容.

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2007/10/27

ウランバートル〜その過去・現在・未来〜

新潟大学・超域研究機構文化フォーラム(入場無料)
2007年12月15日(土) 13:00~17:30
朱鷺メッセ 301会議室 (新潟市中央区万代島 Tel:025-246-8400)

松川節(大谷大学)「ウランバートルの起源と展開」
包慕萍(東京大学)「遊牧社会における都市とその意義」
櫛谷圭司(新潟大学)「伝統と近代化の調和 ~ゲル集落と集合住宅~」
長谷川光弘(工学博士・一級建築士)「住みよいウランバートルを目指して」
コーディネーター・司会:白石典之(新潟大学)

モンゴルの首都ウランバートル。
この都市は,モンゴルの近現代史の重要な舞台であり,多くの文化財を今に伝えています。
最近では,美しい草原の都は,公害や人口増加などの深刻な問題を抱えています。
古き良き伝統を守りつつ,いかにして住み良い新しい街へと脱皮するか。
現地でフィールドワークを続けている気鋭の研究者が,熱く論じます。

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白石典之先生からご案内を頂戴したもの.白石先生ありがとうございました.

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2007/10/24

『文史』2007-3

孔 凡禮 2007:「南宋著述入金考」『文史』2007-3, pp. 155-170.
劉 曉 2007:「元代公文起首語初探」『文史』2007-3, pp. 171-182.
程 章燦 2007:「元明刻石世家三考」『文史』2007-3, pp. 197-216.

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2007/10/22

日本モンゴル学会2007年度秋季大会

2007年11月17日(土),13:00〜17:35
九州大学六本松キャンパス新1号館

永井泉(九州大学)「社会主義体制崩壊以降におけるカザフ人の民族文化」
児玉香菜子(総合地球環境学研究所)「生態移民によるモンゴル牧畜民の社会・文化的変容」
松岡雄太(九州大学)「現代モンゴル語における動作の複数性について」
佐藤陽治(広島大学)「保安語における1人称代名詞複数の包括形と排除形の区別」
楊海英(静岡大学)「アルジャイ石窟出土『ゲセル・ハーン物語』の断片について」
李治安(南開大学)「クビライの漠北モンゴル高原における領地について」

当日は流動的な公務が入っている.
楊海英・李治安両先生の話に間に合えば御の字だが,参加自体も難しい....

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2007/10/20

家島彦一『中国とインドの諸情報』

家島 彦一 2007:(訳注)『中国とインドの諸情報1・第一の書』(東洋文庫766)平凡社.

岩本先生のブログで知り得たもので,アラビア語原典に基づく訳註書.
東西交渉史にとって重要な原典史料が容易に入手できるようになったことは慶事.
第2巻の出来も鶴首される.

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2007/10/19

第32回中央アジア学フォーラム

2007年12月22日(土)13:30〜,大阪大学文学部第一会議室

齊 東方(北京大学)「(ソグド関係,未定)」
吉田 豊(京都大学)「大和文華館所蔵マニ教絵画の発見」
西田 愛(神戸市外国語大)「古チベット語サイコロ占い文書──書式から見える全体像──」
田辺 理(大阪大学)新刊紹介:M. Compareti / E. de la Vaissière (eds.), Royal Nauruz in Samarkand: Proceedings of the Conference Held in Venice on the Pre-Islamic Paintings at Afrasiab. Pisa / Roma, 2006.

偶然に幹事の森安孝夫先生からいち早くご案内を頂戴したもの.
おってこちらのHPに詳細が発表されるだろう.

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2007/10/16

Mongolian Monuments in Uighur-Mongolian Script

Tumurtogoo, D. / Cecegdari, G. 2006: Mongolian Monuments in Uighur-Mongolian Script (XIII-XVI Centuries). Taipei. ISBN978-986-00-7826-8

松川節先生の紹介記事で知り得たもの.
転写校訂では,音韻学的な変化に着目する一方で,必ずしも文書の字面を追ったわけではないらしい.
またテキスト転写だけで訳はまったくなく(これは著者がモンゴル人ゆえか),拙稿[松井1997]で扱った蒙漢合璧文書が見落とされているのも残念だが,現時点では最多数の文献を集成して有益であることは間違いない.

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2007/10/14

シルクロード・奈良国際シンポジウム2007

「インド世界への憧れ──仏教文化の原郷を求めて──」
2007年12月7〜8日,奈良県新公会堂 ※専門セミナーについてのみ
主催:なら・シルクロード博記念国際交流財団・シルクロード学研究センター

詳しい情報はこちら.事前の参加申込を要す.
12月7日の第1セッションのテーマは〈思想の形成と展開〉.
12月8日の第2セッションは〈仏教信仰とその実態〉,こちらでは美術史を中心に歴史学的な問題も取り上げられないかと予想.

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2007/10/12

2007年度東洋史研究会大会

2007年11月3日(土・祝) 9:00〜17:00
京都大学文学部新館第三講義室

【午前】
野田仁(東洋文庫)「中央アジアにおける露清貿易」
鈴木真(筑波大学)「八旗における清朝皇帝と旗王の側近たち」
近藤信彰(東京外国語大学)「シェイフ・ファズロッラー・ヌーリーのシャリーア法廷台帳」
小野浩(京都橘大学)「HWDBRY=hudaburi?──14〜16世紀ペルシア語文献中の難解語」
【午後】
水羽信男(広島大学)「1950年代における「民族資産階級」について」
伍躍(大阪経済法科大学)「清朝の捐納制度と官僚の懲戒処分制度」
新宮学(山形大学)「明初洪武年間の都城建設について」
向井佑介(京都大学)「考古資料にみる鮮卑の「漢化」」
石見清裕(早稲田大学)「唐代内附民族対象規定の再検討」
渡邊信一郎(京都府立大学)「唐代前期の財政的物流と帝国編成」

詳しくは学会HPを参照.
こちらは別件出張のため不参加確定.残念!

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2007/10/11

2007年度内陸アジア史学会大会

2007年11月18日(日),13:00〜17:30
九州大学六本松キャンパス新1号館

田先千春(九州大学)「古代ウイグル語文献から見た通貨棉布の規格について」
リズワン・アブリミティ「中華人民共和国成立後の新疆における学校教育の再編」
高濱秀(金沢大学)「モンゴル青銅器の遺跡」
森川哲雄(九州大学)「モンゴル年代記をめぐって」

詳しくはこちらの学会HPを参照.
前日には日本モンゴル学会が同会場で開催される予定でまとめて参加しようと思っていたが,前日に公務が入ってしまって参加微妙.うむむ.

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2007/10/06

『中華文史論叢』2006-3〜2007-2

陳 國燦 2006:「唐代的“執衣”與執衣錢」『中華文史論叢』2006-3, pp. 235-246.
劉 進寶 2006:「唐五代敦煌種植“紅藍”研究」『中華文史論叢』2006-3, pp. 247-270.
林 悟殊 2006:「宋元温州選眞寺摩尼教屬性再辨析」『中華文史論叢』2006-4, pp. 265-288.
殷 小平 2006:「從『大興國寺記』看元代江南景教的興起」『中華文史論叢』2006-4, pp. 289-314.
鄧 文寛 2007:「中國古代暦日文化来柬埔寨的影響」『中華文史論叢』2007-2, pp. 207-218.
孫 伯君 2007:「西夏佛經翻譯的用字特點與譯經時代的判定」『中華文史論叢』2007-2, pp. 307-326.
孫 繼民 2007:「俄藏黒水城文獻宋代小胡族文書試譯」『中華文史論叢』2007-2, pp. 327-343.
陳 瑞青 2007:「從俄藏黒水城文獻看宋代公文的貼黄制度」『中華文史論叢』2007-2, pp. 345-358.

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2007/10/05

ドイツ・トゥルファン探検隊関係中訳書3点

勒柯克 (A. von Le Coq) ・瓦爾特施密特 (E. Waldschmidt) 2006:『新疆佛教藝術』上・下.新疆教育出版社.
格倫威徳爾 (A. Grünwedel) 2007: 趙崇民・巫新華(訳)『新疆古佛寺:1905-1907年考察成果』中國人民大學.
勒克科 (A. von Le Coq) 2005: 趙崇民・巫新華(訳)『中亞藝術與文化史圖鑑』中國人民大學.

最初のものは Die buddhistische Spätantike in Mittelasien,
次が Altbuddhistische Kultstätten in Chinesisch-Turkistan,
最後が Bilderatlas zur Kunst und Kulturgeschichte Mittel-Asiens の漢訳.
最初のものはカラー写真も見事に複製されている巨冊(値段もすごかった).科研費をとっていてよかったと思わせられる.
その他のものも,図版は原著より縮小されているらしいが,ほぼ完全な中訳らしい.
中国におけるトゥルファン学の成長を印象づける.

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2007/10/03

カラコルム遺跡出土陶磁器の研究

亀井明徳 2007:『カラコルム遺跡出土陶磁器の研究』櫂歌書房.

こちらは四日市さんの日記で知り得たもの.
遺物そのものは破片・小断片がほとんどだが,全編アート紙+カラー写真で美しい.
カラコルムだけでなく集寧や新安沖沈船の遺物とも比較研究あり.

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2007/10/01

『絲綢之路民族古文字與文化藝術討論會文集』

孫 伯君 2007:「徳藏吐魯番所出西夏文『郁伽長者問經』殘片考」『絲綢之路民族古文字與文化藝術討論會文集』上冊,三秦出版社,pp. 30-36.
張 鐵山 2007:「莫高窟北區B128窟出土回鶻文『慈悲道場懺法』殘葉研究」『絲綢之路民族古文字與文化藝術討論會文集』上冊,三秦出版社,pp. 37-47.
劉 戈 2007:「回鶻文契約三種文字的譯本及其存在的問題」『絲綢之路民族古文字與文化藝術討論會文集』上冊,三秦出版社,pp. 48-62.
王 紅梅・楊 富學 2007:「回鶻文藏密經典所見“七寶”考」『絲綢之路民族古文字與文化藝術討論會文集』上冊,三秦出版社,pp. 63-73.
王 新青 2007:「回鶻語 tängri, qaγan, xan 語源考」『絲綢之路民族古文字與文化藝術討論會文集』上冊,三秦出版社,pp. 74-92.
嘎日迪 (Garudi) 2007:「近十幾年来敦煌石窟區考古發現中的蒙古文文獻」『絲綢之路民族古文字與文化藝術討論會文集』上冊,三秦出版社,pp. 166-170.
敖特根 (Otgon) 2007:「莫高窟北區出土蒙古文殘文書B119:7」『絲綢之路民族古文字與文化藝術討論會文集』上冊,三秦出版社,pp. 171-191.
夏 雷鳴 2007:「從怯廬文文書看鄯善國僧人的社會生活」『絲綢之路民族古文字與文化藝術討論會文集』上冊,三秦出版社,pp. 202-219.
李 樹輝 2007:「博采衆長・兼容并蓄的高昌回鶻文化」『絲綢之路民族古文字與文化藝術討論會文集』上冊,三秦出版社,pp. 259-300.
朱 悦梅 2007:「甘州回鶻與周邊政権的關係及其特點」『絲綢之路民族古文字與文化藝術討論會文集』上冊,三秦出版社,pp. 301-320.
李 正宇 2007:「“曲尤”考」『絲綢之路民族古文字與文化藝術討論會文集』上冊,三秦出版社,pp. 489-498.
鄭 炳林 2007:「晩唐五代河西地區的居民結構研究」『絲綢之路民族古文字與文化藝術討論會文集』下冊,三秦出版社,pp. 671-703.

今夏の中国出張中,その筋ではよく知られた敦煌の石室書店にて購入,別送していたもの.
2〜3年ほど前に開催された学会の報告論文集だが,上下2冊に多数の論考が含まれる.
上掲の論文はやはり個人的な関心でメモしたもの.
特に,この間敦煌北区文書を読み直しているOtgon氏の研究には今後とも要注目だろう.

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