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2007年6月

2007/06/29

第31回中央アジア学フォーラム

2006年7月28日(土)13:30〜18:00
大阪大学文学部本館2階 第一会議室

プログラム(順不同・敬称略)
森部 豊(関西大学)「書評:陳海濤・劉惠琴『來自文明十字路口的民族:唐代入華粟特人研究』」
王 丁(京都大学)"New textual evidence of Manichaean cosmogony: with some remarks on the Chinese Manichaica in their correlations."
荒川 慎太郎(東京外国語大学)「書評:林英津『西夏語譯《真實名經》釋文研究』」
平野 伸二(独立行政法人理化学研究所)「古代から中世の中央アジアの貨幣について」

フォーラムのHPはこちら
ただし,リンク先にある阪大のメールアドレスは,スパムに頻用される yahoo や hotmail などのアカウントからのメールをサーバが自動削除するという,ムチャクチャなセキュリティ対策が施されているそうだ.
巨大大学なのでスパムその他に狙われるのもわかるが,これではもはやメールアドレスとしての意味がなくなるような気もする.阪大の諸先生方もさぞやお困りだろう.

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2007/06/28

『オアシス地域史論叢』

井上 充幸・加藤 雄三・森谷 一樹 2007:(編)『オアシス地域史論叢──黒河流域2000年の点描──』松香堂.

關尾先生岩本さん舩田さんのエントリから刊行を知ってはいたが,生協ネット販路にはなかなか乗らず,ずいぶん入手に手間取った.
目次はむとうすさんのエントリを参照されたい.
いずれも興味深い論考が並ぶが,『黒城』刊行の元代カラホト文書を真正面から扱った研究が無いのはやや意外.

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2007/06/26

From Palmyra to Zayton

Gardner, I. / S. Lieu / K. Parry 2005: (eds.) From Palmyra to Zayton: Epigraphy and Iconography (Silk Road Sutdies 10). Turnhout.

3月の中央アジア学フォーラムで紹介されたもので,ようやく手許に届く.
後半部が泉州のネストリウス派キリスト教墓誌銘の研究に充てられる.

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2007/06/25

NHKスペシャル・新シルクロード・第4集

タイトルは「荒野に響く声 祖国へ」.
来月に参院選が予定されていたので前倒しとなったのだろう.
途中で息子を風呂に入れるため,まともに視たのはOPとエンディングのみ.
ただしむとうすさんのレポによれば,やはり代わり映えしない内容だったようだ(それでもご覧になるむとうすさんには頭が下がります)
エンドロールでは,ついに専門研究者の監修がなくなったと記憶する.
もはや学術性を完全に放擲したのか?とも思ったが,これは息子のスキンケアをしながら漫然と眺めていたせいかもしれないので,火曜の再放送でここだけは確認したい.

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2007/06/24

林俊雄『スキタイと匈奴』

林 俊雄 2007:『スキタイと匈奴』(興亡の世界史2)講談社.

「草原遊牧文明論」を中心に林先生の年来のご研究を平易に概説.
タイトルのスキタイと匈奴のみならずフン族にまで論及あり.

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2007/06/22

『史学雑誌』116-5, 2007

恒例の「回顧と展望」特集号.
内陸アジア前半は森部豊,後半は宇山智彦,魏晋南北朝は岡部毅史,隋唐は山根直生,五代宋元は小川快之の各氏が担当.
往年に比べてトゥルファン研究が少なくなった感は否めない.
7月のワークショップをいささかなりとも再活性化の契機としたいもの.

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2007/06/21

Michal Biran 先生より

Biran, M. 2001: "Like a Mighty Wall:" the Armies of the Qara Khitai. Jerusalem Studies in Arabic and Islam 25, pp. 44-91.
Biran, M. 2001: Qarakhanid Studies. A View from the Qara Khitai Edge. Cahiers d'Asie Centrale No. 9, Études Karakhanides, pp. 77-89.
Biran, M. 2002: The Chaghadaids and Islam: The Conversion of Tarmashirin Khan (1331-1334). Journal of American Oriental Society 122-4, pp. 742-752.
Biran, M. 2002: The Battle of Herat (1270): A Case of Inter-Mongol Warfare. In: D. di Cosmo (ed.), Warfare in Inner asian History (500-1800), Leiden / Boston / Köln, pp. 175-219.
Biran, M. 2004: The Mongol Transformation: From the Steppe to Eurasian Empire. In: J. P. Arnason / B. Wittrock (eds.), Eurasian Transformations, Tenth to Thirteenth Centuries, Leiden / Boston, pp. 339-361.
Biran, M. 2005: True to Their Ways: Why the Qara Khitai did not convert to Islam. In: R. Amitai / M. Biran (eds.), Mongols, Turks, and Others. Eurasian Nomads and the Sedentary World, Leiden / Boston, pp. 175-199.
Biran, M. 2006: Between China and Islam: The Administration of the Qara Khitai (Western Liao), 1124-1218. In: D. Sneath (ed.), Imperial Statecraft: Political Forms and Techniques of Governance in Inner Asia, Sixth - Twentieth Centuries, Bellingham, pp. 63-83.

Transactions of ICES 50 (2005) の拙稿がお目にとまったところから知遇を得て,抽印・影印を大量に拝受.Biran先生ありがとうございました.
特に西遼関係のものはご単著以外には未入手だった.
他の論文もあらためて勉強させていただこう.

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2007/06/20

NHKスペシャル・新シルクロード・激動の大地をゆく

第3集「オアシスの道は険し」,NHK総合,24:10〜25:00

再放送を視聴したが,やはりインタビュー+ヒアリング主体,観光客がビデオ撮影したのかというような内容.
「シルクロード」や「オアシスの道」という,歴史的背景を背負った術語を冠する必要が全く感じられないのも武藤臼さんのおおせ通り.
旧作や「文明の道」のような,NHKならではの内容を期待するのはもはや無理か.

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『シルクロードの壁画』

東京文化財研究所文化遺産国際協力センター(編)『シルクロードの壁画:東西文化の交流を探る』言叢社,2007.

昨年正月のコロキウム・シンポジウムの報告論文集.

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2007/06/19

『大地の肖像』

藤井 譲治・杉山 正明・金田 章裕 2007:(編)『大地の肖像:絵図・地図が語る世界』京都大学学術出版会.

『混一疆理歴代国都之図』と『カタルーニャ地図』を押し眺める杉山先生の「東西の世界図が語る人類最初の大地平」が圧巻.14世紀初頭のチャガタイ=ウルス史に関するデータが重要.

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2007/06/17

『黒水城人文與環境研究』

沈 衞榮・中尾 正義・史 金波 2007:(主編)『黒水城人文與環境研究:黒水城人文與環境國際學術討論會文集』中國人民大學出版社.

沈衞榮「宗教信仰和環境需求:11至14世紀藏傳密教于黒水城地區的流行」
向本健「西夏における黒水城と敦煌の仏教文化について」
史金波「西夏時期的黒水城社會」
榮新江「『俄藏敦煌文獻』中的黒水城文獻」
佐藤貴保「西夏時代における黒河流域の交通路」
荒川慎太郎「黒城出土西夏語音韻学資料考」
烏雲畢力格 (Oyunbilig)「一份黒城出土畏吾兒體蒙古文文書釋読與漢譯」
張國旺「黒城出土元代漢文文書研究綜述」

四日市研究室の日記で知り得たもので,昨年9月のエチナ学会の報告論文集.
総637頁に中文・英文・和文論文が40本,到底目次全てを入力してるヒマはないので,上掲諸論文は私の関心に即したに過ぎない.
史金波論文は西夏語文書研究のさらなる進展を予想させる内容.
Oyunbilig氏の論文にはぜひとも写真複製をつけて欲しかった(校訂テキストには疑わしい点はないが)

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2007/06/16

『KOTONOHA』53, 54

古代文字資料館(愛知県立大学)

53号(2007.4)
中村 雅之「『華夷譯語(甲種)』漢字音訳の基礎方言」
吉池 孝一「女真進士題名碑の拓本について」

54号(2007.5)
中村 雅之「官話と北京語」

吉池孝一先生から拝領.吉池先生ありがとうございました.
『元朝秘史』漢字音訳が南方音を基礎とするという中村氏の所説は,先行研究に対する批判をもう少し詳論してほしいところ.

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2007/06/15

東方學研究所聖彼得堡分所收藏哈喇浩特及西域出土中世紀蒙古文文獻研究

卡拉 (Kara, G.) 2006: 敖特根(訳)『東方學研究所聖彼得堡分所收藏哈喇浩特及西域出土中世紀蒙古文文獻研究』民族出版社.

Manuscripta Orientalia 9-2 (2003) 所収論文の漢訳.ちなみに英語原文も併載.

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2007/06/13

『敦煌写本研究年報』創刊号

すでに紹介済みだが,冊子体を拝領.
高田時雄先生をはじめとする研究班の皆様にお礼申し上げます.
さきの今枝エッセイをふまえると,松浦論文・岩尾論文で扱われた寺院関係文書の性格が興味深く思われる.

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2007/06/11

馬一虹さんを救う会へのご支援のお願い

馬一虹(中国社会科学院歴史研究所副研究員)さんが,十全な治療を受け,一日も早く復帰できるよう祈念するとともに,関係研究者への周知をはかるため,ここに掲示いたします.

馬一虹さんを救う会(発起人代表:鈴木靖民・國學院大學教授)

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2007/06/10

三十姓突厥考

こんなブログのエントリを発見.
三十姓突厥とは「當系後突厥汗国復興之中堅力量,具体来説,即是単于大都護府起事之突厥二十四州加上薛延陀六州,一州對一姓,正為三十姓;而突厥二十四姓本身又以嫡系十二姓(即“突厥默啜可汗十二部落”)為核心」とのこと.
筆者の cinason なる方,鈴木さんの「三十姓突厥」説を解するのに当ブログの乱暴なまとめを参照しただけ,というのはいただけないが,他処では Henning や Czegledy,さらに Marvazi の Minorsky 訳も参照していたりと,ただの好事家とは思えない.
反論は鈴木さんにおまかせするとして,私としては彼ないし彼女の正体を知りたいなあ.

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2007/06/09

『図書』2007-6

今枝 由郎 2007:「敦煌文書発見百年」『図書』699, pp. 20-25.

敦煌文書の「呉家文書」としての性格に光を当て,短いながらも示唆に富む一文.
ついでに,新刊紹介欄では歴史学研究会(編)『世界史史料』を発見.
私も執筆参加した第4巻がちゃんとラインナップに入っている.
3年前に原稿を送ってから刊行についてはついぞ知らされず,もはやお蔵入りかと思っていた.
とりあえずはよしとしよう(ようやく原稿料がもらえそうだ)

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2007/06/08

『中国銅銭の世界』

宮澤 知之 2007:『中国銅銭の世界』(佛教大学鷹陵文化叢書16)思文閣出版,2007.

「交鈔の価値低下は年月に比してわずか,元が巧みに紙幣制度を維持した」という見解は要注目.

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2007/06/07

『ティムール帝国支配層の研究』

川口 琢司 2007:『ティムール帝国支配層の研究』北海道大学出版会.

著者の旧稿を増補改訂しつつ一書にまとめたもの.
当然ながら,チャガタイ=ウルス〜モグール=ウルスへの論及も多々あり,あらためて精読を要する.

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2007/06/04

ワークショップ「シルクロード出土文物研究の新展開」
第2次案内

主催:弘前大学人文学部アジア史研究室・龍谷大学西域文化研究会
共催:新潟大学超域研究機構プロジェクト「大域的文化システムの再構成に関する資料学的研究」
後援:学術国際振興基金 (A2)
日時:2007年7月15日(日)14:00〜17:30
会場:弘前大学文京町キャンパス  (→Mapion地図
   総合教育棟2F 多目的大会議室  (→キャンパス内地図

 本年7月14日から8月26日まで,青森県立美術館にて「旅順博物館展──西域仏教文化の精華」が開催されます.
 旅順博物館には,トゥルファン・クチャ・コータンなど西域シルクロードで発見された文物資料が多数所蔵されていますが,同館は現在に至るまで未開放機関であり,中国人以外の研究者のアクセスが困難でした.しかし近年,本格的な調査検討が開始され,学界の注目を集めているところです.
 本ワークショップでは,旅順博物館と協力して所蔵文物の研究を進めている龍谷大学の研究班ならびにシルクロード出土文物研究の第一線で活躍される諸先生をお招きして成果をご披露いただくとともに,広く情報を交換して研究の活性化に資したいと考える次第です.
 諸方のご来駕をお待ち申し上げます.


プログラム  ※掲示用ポスター(PDF 1.6 MB)はこちら

14:00〜14:10 開会挨拶・ワークショップ趣旨説明(松井太・弘前大学人文学部)

14:10〜14:55
 三谷真澄 氏 (龍谷大学国際文化学部)
 「新疆出土写本に関する諸問題 ──旅順博物館所蔵資料の共同研究を通して」

14:55〜15:40
 橘堂晃一 氏 (龍谷大学国際文化学部)
 「ウイグル語訳唯識法相宗文献について」

15:40〜15:55 休憩

15:55〜16:40
 坂本和子 氏 (国士舘大学イラク古代文化研究所)
 「大谷探検隊収集染織資料とアスターナ出土錦について」

16:40〜17:25
 關尾史郎 氏 (新潟大学人文学部・超域研究機構)
 「トゥルファン文書と敦煌文物のあいだ ──新たなる敦煌・トゥルファン学のために」

17:25 閉会挨拶
17:45 懇親会(会費5,000円)


エクスカーション:青森県立美術館「旅順博物館展」観覧
7月16日(月・祝)10:00 弘前市内出発
 → 11:00 青森県立美術館 → 17:30 弘前市内帰着
・途中,青森県立美術館(13:15発・15:45発)から青森空港までの送迎あり
・旅順博物館展には観覧料(前売 1,400 円,当日 1,700 円)が必要です


※懇親会・エクスカーション準備のため,ご参加のご意向を事前に承りたく存じます.
 こちらの参加連絡フォーム ( MS Word 166KB または PDF 100 KB ) にご記入の上,
 7月9日(月)必着にてメールにてご送信下さい.

※その他諸々のお問い合わせも事務局までメールにてお寄せ下さい.

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2007/06/01

新収

薩仁高娃 (Serengowa) 2006:「伯希和洞窟筆記所見少數民族文字題記」敦煌研究院(編)『2004年石窟研究國際學術會議論文集』上海古籍出版社,pp. 774-791.

敦煌石窟の非漢語題記を相当に網羅したリストが載っており,昨年の敦煌調査の前に刊行されていたら便利だったのにと思わせる.
しかし,題記自体を Grottes de Touen-Houang 所収の Pelliot の手稿で提示するにとどまるのは残念.
敦煌石窟の実際の写真複製を出すのは難しいとは重々承知しているが,中国で Grottes de Touen-Houang のコピーをとる方が大変ではなかっただろうか?
またモンゴル文の解読も「これはないだろう」と想像される箇所が散見.これは Pelliot の手稿のせいだが.

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