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2007年5月

2007/05/31

『中國宗教文獻研究』

京都大学人文科学研究所(編),臨川書店,2007.2

辛嶋 靜志 2007:「『佛典漢語詞典』の構想」
王 邦維 2007:「洛州無影──『南海寄歸内法傳』中の一文に關する新考察」
榎本 文雄 2007:「佛教研究における漢譯佛典の有用性」
ロベール (Robert, J.-N. A.) 2007:「『法華經』における竺法護の飜譯の方法」
林 悟殊 2007:「漢文マニ教經典と漢文景教經典の巨視的比較」
デーク (Deeg, M.) 2007:「瓦礫の山から神を掘る──景教文獻と研究のイデオロギー」
榮 新江 2007:「唐代の佛・道二教から見た外道──景教徒」
濱田 正美 2007:「『歸眞總義』──中央アジアにおけるその源流」

など.
2004年11月の京大COEによる国際シンポジウムの報告論文集.
COE関係の報告書類は(特に田舎では)甚だ入手困難なので,このように市販されるのはありがたい.

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2007/05/29

第44回野尻湖クリルタイ(日本アルタイ学会)

日時:2007年7月14日(土)午後~7月17日(火)午前
場所:野尻湖藤屋旅館

特別企画「佐口透先生を偲んで」
(1) 佐口先生の生涯と業績……堀直  年譜・業績目録配布
(2) 先生を偲んで……先生縁の出席者による座談会 司会:堀直
(3) ミニ・シンポ「帝国と文明のフロンティアにおける法:19-20世紀新疆およびカザフ草原の文書から」
 [1] 堀直(甲南大学)「回疆の社会・経済文書について(1760-1884)」
 [2] 菅原純(東京外国語大学)「伝統と適合:省制期新疆における契約文書の中国化(1884-1954)」
 [3] 野田仁(東洋文庫)「帝国文書に見えるカザフの遊牧:ロシアと清朝の狭間で」

個別報告(全て仮題)
(1) Ablet SEMET (Berlin Free University): Studies on the formation of old Uyghur Buddhist terms.
(2) Aysima MIRSULTAN (Georg August University): Some features in the Old Uyghur translation of Xuanzang Biography, chapter 10.
(3) 中嶋善輝(大阪外国語大学)「モンゴル語とチュルク語の言語接触について」
(4) 額日登巴雅尓(エルドンバヤル,神戸大学)「内モンゴルにおける『蒙古青年結盟党』について」
(5) 鈴木宏節(大阪大学)「2006年度モンゴル国突厥関連遺蹟調査報告」

佐口透先生追悼特集も含め,例年になくテュルク文献学分野の報告が並ぶが,今年は弘前でのワークショップ開催のため参加かなわず,まことに残念.特に,旧知の Ablet 氏の報告はぜひ拝聴したいところだったが.....
詳しい情報は筑波大学の楠木賢道先生 (kusunoki@histanth.tsukuba.ac.jp) までご連絡を.

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2007/05/27

第6回中央ユーラシア研究会

赤坂恒明氏(早稲田大学)「カラホト文書と元朝下のチャガタイ王族」
生田真澄氏(神戸大学・院)「ロシア帝政末期のウラマーのハディース注釈にみる女性と倫理」

金曜・土曜と東京出張.060526_095700
土曜には小松久男先生主宰の東大での表記研究会(HPはこちら)に参加,帰りの飛行機の関係で赤坂氏の報告のみを拝聴.もう論文化されて『西南アジア研究』最新号に掲載が決定しているとの由,鶴首したい.
ちなみに東大では麻疹の流行をものともせず「五月祭」を開催していた.
もう手遅れだが,ウィルスをもらっていないことを祈る.

※追記 (6/1) 事務局からの依頼で,赤坂氏の報告へのコメントを寄せました.こちらです.

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2007/05/26

小沼孝博さんから

小沼 孝博 2007:「清朝とカザフ遊牧勢力との政治的関係に関する一考察」『アジア・アフリカ言語文化研究』72 (2006), pp. 39-63.
小沼 孝博 2006:(評)パーデュー (Pardeau, P. C.) 『中国の西征──清の中央ユーラシア征服── (China Marches West: The Qing Conquest of Central Eurasia)』『東洋学報』88-3, pp. 40-48.

抽印を拝領.小沼さんありがとうございました.

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2007/05/23

竹越孝先生より

竹越 孝 2007:(編)『中国語のコーパス構築及び近世中国語テキストの計量言語学的研究』科研費報告書 (No. 1552029).

報告書を拝領.竹越先生ありがとうございました.
資料編の老乞大4種の対校が便利.
後半は中国語の中国言語学研究論文集.

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2007/05/22

The Cambridge History of Inner Asia

ヘブライ大学の Michal Biran 先生からのメールで,欧米で最も権威ある歴史研究入門書シリーズの1冊として表題書が準備されているとの情報を得た(ただし,版元Cambridge UP のサイトにも未登録)
かつての The Cambridge History of Early Inner Asia がキタイ・女真で終わっているので,今度はおそらくモンゴル帝国期以降が扱われるものだろう.
Biran 先生はチャガタイ=ウルスの章をご担当とのことで,楽しみだ.
とはいえ,例によって円安の問題が.....

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2007/05/21

新着

陸 離 2006:「也談敦煌文書中的唐五代“地子”・“地税”」『歴史研究』2006-4, pp. 164-172.
沈 衞榮 2006:「重構十一至十四世紀的西域佛教史」『歴史研究』2006-5, pp. 23-34.
沈 衞榮 2006:「再論『彰所知論』輿『蒙古源流』」『中央研究院歴史語言研究所集刊』77-4, pp. 697-721.
王 小甫 2007:「拜火教輿突厥興衰」『歴史研究』2007-1, pp. 24-40.

陸論文はチベット文書まで利用しており,精読を要する.
沈衞榮氏は昨秋のモンゴル学会でも興味深い報告を呈されており,この2論文でもウイグル・モンゴル仏教にまで説き及ぶ.
王論文は実際にはソグド集団が主題.

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2007/05/19

『敦煌写本研究年報』創刊号

京都大學人文科學研究所・西陲發現中國中世寫本研究班,2007.3

高田 時雄「李滂と白堅」
齋藤 智寛「中央研究院歴史語言研究所傅斯年圖書館藏「敦煌文獻」漢文部分敍録補」
山口 正晃「敦煌研究院藏「北魏敦煌鎮軍官籍簿」(敦研068號)について」
辻 正博「『格式律令事類』殘卷の發見と唐代法典研究」
永田 知之「唐代喪服儀禮の一斑――書儀に見える「禫」をめぐって」
米田 健志「敦煌本『續集古今佛道論衡』と『漢法本内傳』の僞作とについて」
松浦 典弘「敦煌尼僧関係文書管見」
王 丁「吐魯番出土的唐代唯識學文獻小考」
岩尾 一史「吐蕃支配下敦煌の納入寄進用リスト」
山本 孝子「敦煌・吐魯番文獻圖録・目録集覽稿(1)」

執筆陣の一人,王丁さんからご教示いただいて刊行を知り得た.王丁さんありがとうございました.
こちらのリンクからPDFファイルを閲覧可能.

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2007/05/17

ワークショップ「シルクロード出土文物研究の新展開」
(第1次案内)

2007年7月15日(日)14:00〜17:30,弘前大学文京町キャンパス
主催:弘前大学人文学部アジア史研究室・龍谷大学西域文化研究会
共催:新潟大学超域研究機構プロジェクト「大域的文化システムの再構成に関する資料学的研究」

・研究報告者(予定,順不同・敬称略)
 三谷真澄(龍谷大学国際文化学部) 
 橘堂晃一(龍谷大学国際文化学部)
 關尾史郎(新潟大学人文学部)
 坂本和子(国士舘大学イラク古代文化研究所)

・ワークショップ趣旨説明(弘前大学:松井太)
 本年7月14日から8月26日まで,青森県立美術館にて「旅順博物館展──西域仏教文化の精華」が開催されます。
 旅順博物館には,トゥルファン・クチャ・コータンなど西域シルクロードで発見された文物資料が多数所蔵されていますが,同館は現在に至るまで未開放機関であり,中国人以外の研究者のアクセスが困難でした。しかし近十年来,本格的な調査検討が進められ,学界の注目を集めているところです。
 本ワークショップでは,旅順博物館と協力して所蔵文物の研究を進めている龍谷大学の研究班ならびにシルクロード出土文物研究の第一線で活躍される諸先生をお招きして成果をご披露いただくとともに,広く情報を交換して研究の活性化に資したいと考える次第です。
 諸方のご来駕をお待ち申し上げます。

※ワークショップ翌日(7月16日(祝))には弘前市内から旅順博物館展への Excursion を予定しています

※詳しい情報,あるいは出張依頼状などを必要とされる場合,メールにてご連絡下さい

※最終的なプログラムのご案内は6月中旬を予定しています

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岩村忍『文明の十字路=中央アジアの歴史』

講談社学術文庫,2007.2

1977年講談社刊『中央アジアの遊牧民族』(世界の歴史12)の文庫化.
今となっては使えない記述も多いが,講義テキストとしては検討の余地があるかもしれない.

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2007/05/15

シルクロード調査研究所『中国シルクロードの変遷』

アジア地域文化学叢書7,雄山閣,2007.

後藤 健「新疆ウイグル自治区における地域文化の形成」
アクバル・ニヤーズ「トルファン盆地周辺における車師遺跡の考察」
岡内 三眞「トルファン五銖銭と中原五銖銭」
中條 英樹「馬具からみた新疆ウイグル自治区の文化交流」
持田 大輔「トルファンにおける中原系墓制の伝播と変遷」
米澤 雅美「ホータン出土彩色四神木棺にみる10世紀の中原と西域」
山田 俊輔「角杯に見るユーラシアの東西交流」

など.
岡内スクールを主体とする考古学的視点のシルクロード研究.

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2007/05/13

楊海英・雲廣(編)『内モンゴル自治区フフホト市シレート・ジョー寺の古文書』

モンゴル学研究基礎資料1,風響社,2006.12.

乾隆〜民国期のモンゴル語文書51点について解説・テキスト転写・図版を提示.
和訳がついていないのは(私には)惜しいが,何より広く学界に資料を提供しようとする姿勢に頭が下がる.

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2007/05/11

『大正新脩大藏經』DB化,7月完成9月公開

読売オンラインのニュース.
ちなみにデータベースのサイトはこちら
これまで仏典断片の比定にはCBETAを使ってきたが,より使いやすいデータベースが提供されるならばありがたいことだ.

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2007/05/10

第58回羽田記念館定例講演会

2007年6月23日(土)14:00〜
京都大学ユーラシア文化研究センター(羽田記念館)

稲葉 穣(京都大学)「ヤカウラングとリバーテ・カルヴァーン—ハザーラジャート北部の歴史地理」
御牧 克己(京都大学)「チベット牧象図再々考」
   

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2007/05/09

安田順惠『玄奘取経の交通路に関する地理学的研究』

東方書店,2006.12

CORONA衛星写真・フィールドワークによる靖遠・六盤山経由ルートについての考察は貴重.
ただし,このルートを玄奘が帰路で利用したという結論は立証不足のように感じられる.

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2007/05/07

『日本モンゴル学会紀要』37, 2007

ブリグト 2007:「『元朝秘史』における漢字音の「文白異読」」『日本モンゴル学会紀要』37, pp. 33-44.

など.
また,彙報欄の充実が目を引く.

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2007/05/03

『歴史学研究』

後藤 明 2007:(書評)「羽田正『イスラーム世界の創造』」『歴史学研究』823, pp. 54-57.
丸橋 充拓 2007:(書評)「大津透『日唐律令制の財政構造』」『歴史学研究』827, pp. 41-44.

個人的には後者が特に有益.
大津著書もあらためて読み返さねばならない.

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