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2006年2月

2006/02/28

IDP News No. 26 (Winter 2005)

British Library から印刷版が届く(IDP Home Page には未アップ).
これまでに紹介されていた IDP Russia, IDP China に加え,IDP Germany, IDP Japan のデジタル化開始情報が目をひいた(IDP Germany には旧知の Brauchmann 女史が写真で登場)
耿世民先生による "Uighur Studies in China: A Review" も載るが,現役一線の研究者情報は省略されている.
また,ペテルブルク敦煌学の泰斗 Menshikov 教授の訃に接し合掌.

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2006/02/25

入試

本日は本務校の入試(二次試験)の日.
今年から学外での入試も導入したため,従来よりも多数の教員が試験監督に動員されることになった.
私は予備監督を担当.試験室には出向く必要はないものの,事故に備えて朝から夕方まで別室待機.
我ながらお疲れさんでした.

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2006/02/24

八戸

出張(といっても,研究には全く関係ない公務)で八戸に来ています.
夕食をとった駅前の寿司屋は,さすがに新幹線が通っているだけあって,関西にも通じる人懐っこさを感じた次第.

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2006/02/23

『西南アジア研究』63

赤松 明彦 2005:「キラムドラ(楔形木簡)に見る「法」の観念」『西南アジア研究』63, pp. 1-13.
近藤 信彰 2005:「19世紀テヘランの高利貸」『西南アジア研究』63, pp. 14-40.
宮武 志郎 2005:「16世紀地中海におけるユダヤ教徒ネットワークとユダヤ教徒医師」『西南アジア研究』63, pp. 54-67.

赤松先生の論文は『楼蘭王国』にも述べられた内容の詳論.

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2006/02/22

新着

Brose, M. C. 2005: Uyghur Technologists of Writing and Literacy in Mongol China. T'oung Pao 91, pp. 396-435.

タタトンガ,ユリンテムル一族,カライガチブイルクについて漢文史料によりつつ述べるが,特に目新しい論点はなかった.

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2006/02/21

Acta Orientalia Academiae Scientiarum Hungaricae

Klyashtornyj, S.G. 2005: The Provician Problem II. AOH 58-3, pp. 243-248.
Kadyrbaev, A. Sh. 2005: Turks (Uighurs, Kipchaks and Kanglis) in the History of the Mongols. AOH 58-3, pp. 249-253.
Kovacs, S. 2005: Bortz, a Cuman Chief in the 13th Century. AOH 58-3, pp. 255-266.
Font, M. 2005: Old-Russian Principalities and Their Nomadic Neighbors. AOH 58-3, pp. 267-276.
Arslanova, A. A. 2005: Russian Research on the Interrelations of the Golden Horde. AOH 58-3, pp. 277-293.
Zajcev, I. V. 2005: Notes on the Golden Horde Diplomatic Ceremonial. AOH 58-3, pp. 295-298.
Birtalan, A. 2005: The Mongolian Great Khans in Mongolian Mythology and Folklore. AOH 58-3, pp. 299-311.
Skrynnikova, T. D. 2005: Boghol, a Category of Submission at the Mongols. AOH 58-3, pp. 313-319.
Vasil'ev, D. D. 2005: The Eurasian Areal Aspect of Old Turkic Written Culture. AOH 58-4, pp. 323-330.

特に58巻3号はさながら中央ユーラシア特集の様相を呈している.図書館の文献複写システムを通じて8論文まとめて注文したら,「1本ずつ別々に手続きして下さい」と怒られた.

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2006/02/20

校了

紀要の原稿を校了.
これも種まき論文で中身に乏しいのだが,なにぶん最後まで問題の残る断簡群を扱ったため,校正段階で加筆修正を繰り返してしまった.
担当業者の優秀なオペレータさんにまずは感謝.

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2006/02/19

künči

科研報告書原稿で扱ったこの単語,最初は織物・布帛の名称かと推測していたのだが,どうやらブドウ酒に関係して質量・品質を示すことが,別途検討していた他の文書の在証例から偶然にわかった.
事前にしっかり調べとかんかい,というツッコミには,なにぶんRadloff以来ほとんど顧みられていない文書なので,と言い訳するしかない.
最終版下入稿までに具体的なことを詰められるか,もう少しアタマをひねってみよう.

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2006/02/18

The International Seminar for China Xinjiang Loulanlogy in 2006

昨夏に吐魯番学会に参加したためか,標記の国際楼蘭学セミナーの招待状が届いた.
開催予定は本年9月中旬の約10日間,場所はコルラ市.
参加希望者は5月31日までに下記事務局に原稿を提出とのこと.

鉄来克・依不拉音 (Tilak Ibrayim)
新疆維吾爾自治区人民政府参事室文史処処長
烏魯木斉市民主路文化巷6号 区級機関連合弁公大院3楼
e-mail: tilak@xjcs.gov.cn(←@は半角にして下さい)
fax: 0991-2322420
秘書: LI Shanshan, Du Yuanzhou

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2006/02/17

脱稿

遅ればせながら分担参加の科研の報告書原稿初校を脱稿.
Windowsではどうしても通らないウイグル語用特殊フォントがあるので,この初校に対して編集スタッフ側で体裁を加工してもらい,それを戻してもらって最終版下をPDF入稿,という手筈を考えている.
この点,OSX Tiger はデフォルトでプリンタドライバにPDF化機能があるのがありがたい.

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A. M. Özyetgin, Orta Zaman Türk Dili ve Kültürü üzerine Incelemeler

ÖTÜKEN, Ankara, 2005. ISBN 975-437-532-1

著者より,さきに紹介した Eski Türk Vergi Terimleri と同送で拝領していた.
こちらは著者の研究論文16篇をまとめたもので,やはりジョチウルスとウイグルを中心に,13〜15世紀のテュルク諸語の免税特許状や税役制度を分析している.さすがにトルコ人研究者には,ウイグル字でもアラビア字でも,また古代から近世までも幅広く視野におさめる,Radloff や Arat 以来の「テュルク学」の骨太の伝統が生きているのだなあと感じさせる.
これに太刀打ちしていくのはなかなかツライが,しかしウイグル語文献の分析にはスキがないわけではなさそうだ.まあ地道にやっていくしかあるまい.

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2006/02/16

王啓濤3部作

王 啓濤 2005: 『吐魯番出土文書詞語考釋』巴蜀書社.
王 啓濤 2005: 『吐魯番學』巴蜀書社.
王 啓濤 2005: 『吐魯番出土文書研究』巴蜀書社.

關尾先生のブログで話題になっているのをみて,ハゲタカのごとく書虫から購入.
最初のものはウイグル文献に出てくる漢語からの借用語をあてる際の助けになるかもしれないと思った(何しろ現在執筆作業中の論文でもいくつも不明語が出てくるorz)のだが,關尾先生の辛口コメントから察するに期待しすぎかもしれない.

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2006/02/15

Hobson-Jobson

この重要な辞書がペーパーバックになっていることは桂堂徒然さんで知り得た.
私も当然Amazonで868円のものを購入した.
現在予約中の2006年版で増補改訂があれば,あらためて桂堂徒然さんが記事をアップして下さるものとささやかに期待しておきたい(笑)

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2006/02/14

A. M. Özyetgin, Eski Türk Vergi Terimleri

Köksav, Ankara, 2004. ISBN: 975-7430-31-5

著者より拝領.
Özyetgin 先生はアンカラ大学所属で,イスタンブルの Ölmez 先生の旧知でもあり,すでに紹介したようにジョチウルスの税役制度に関する旧著もある.
このモノグラフは,トゥルファン出土のウイグル文書にみえる税役術語を,古代テュルクという枠組みでジョチウルスとも比較検討しつつ俯瞰したもので,まさに私の研究とバリバリに重なっている.かたじけなくも数年前に差し上げた拙稿にも言及して下さった.後半には契約文書を中心とするテキスト転写も載せる.
一瞥した限りでは,既発表ないし準備中の私見が覆されているわけではなさそうだが,なにしろ参照せねばならない文献が増えてしまった.しかし,ウイグル文書の税役を修論でやり始めた際の,とっかかりがほとんどないという苦労よりはありがたいことだ.
著者からのバレンタインチョコと思って前向きに受け止めよう.

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2006/02/12

新着

敖特根 2005:「莫高窟北區出土 B119:13 號文書系回鶻文書」『敦煌學輯刊』2005-1, pp. 16-21.
吉田 豊 2006:「シルクロードのおしどり夫婦」『神戸外大だより』155, p. 2.

前者は敦煌北区出土でモンゴル文と紹介されている文書をウイグル語で正しく解釈.ただし著者が当該ウイグル文書をモンゴル期以前に比定するのは無理があるように思われる.なお,同様にモンゴル文と誤解されているウイグル文書は他にもある.
後者は西安新発現のソグド碑文をめぐる味わい深い一文.

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2006/02/11

抜刷

佐藤 貴保 2004: 「十二世紀後半における西夏と南宋の通交」『待兼山論叢』史学編39, pp. 1-24.

著者から拝領.佐藤さんありがとうございました.

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2006/02/08

L. Russell-Smith, Uygur Patronage in Dunhuang

Brill, Leiden / Boston, 2005.

一誠堂書店から.
xv+2+274pに加えてカラー図版も多数.
読み応えがありそうな1冊.

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2006/02/06

『KOTONOHA』37, 38

古代文字資料館(愛知県立大学)

37号(2005.12)
吉池孝一「パスパ文字の字母表」

38号(2006.1)
遠藤光暁「『翻訳老乞大・朴通事』に存在する注音・用字上の内部差異について」
吉池孝一「蒙文孝経の字母表」

吉池孝一先生から拝領.吉池先生ありがとうございました.
38号所載の字母表,同様のものは Gabain, Alttürkische Grammatik や Poppe にもあるのだが,いずれも文字のスピリットがうまく出ていない.
今回のものは,先古典期ウイグル字文献を読むだけでなく,初学生に教えたりする際にも実に有用であろう.
そのうち活用させていただくかも.

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2006/02/04

シルクロード国際シンポジウム

「タリム盆地および周辺地域における遺跡とその立地環境の解明にむけて:現状と課題」
奈良女子大学,2006年2月19日,13:00-18:00
PDF書類はこちら

イドリス:小河墓遺跡の発掘とその成果
于志勇:漢晋時代楼蘭の屯田に関する考古学的考察
李軍:タリム盆地周辺における考古遺跡の新しい発見
 コメント:小島康誉・井上隆史
菅谷文則:高昌国の墓誌
伊藤敏雄:米蘭の遺跡とその現状
小方登:衛星写真から判読するチェルチェン故城(ライルリク遺跡)と用水網
相馬秀廣ほか:米蘭遺跡の灌漑水路跡
総合討論

ミーラーン関係の報告が並ぶのが興味深い.
赤松先生のミーラーン国都説がどう扱われるだろうか.

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2006/02/02

『西北出土文献研究』第3号

關尾先生のブログに予告が出ています.
昨夏の吐魯番学会について早大の本間寛之さんが報告を予定とのこと.
この学会,私はウイグル語文献を扱う(つまり漢文史料を使わない)ということで「佛教・言語学」部会に入れられてしまい,本間さんが参加していた吐魯番漢文文書を主に扱う「史学」部会はほとんど傍聴できなかったので,その様子をうかがい知れるのはありがたいことです.

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新着

楊海英 2005:『モンゴル草原の文人たち』平凡社.
巴圖吉日嘠拉・楊海英 2005:『阿爾寨石窟』風響社.

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2006/02/01

『中国歴史研究入門』

礪波護・岸本美緒・杉山正明(編),名古屋大学出版会,2006.1.

目次はこちら.昨年末にはすでに書肆に出ていたらしい.
ただ,現在の中国領でもいわゆるチャイナ=プロパー以外の地域についての記述がごく簡単なのは否めない.
たしかに敦煌吐魯番文書研究の進展は大きく取り上げられているし,また西夏の項目が立てられたのも眼を引くが,吐蕃や楼蘭やコータンや渤海を勉強したいという学生には不十分か.
もちろん,「中国歴史」を書名とするからには致し方ないところではあり,ゼミ学生には必読書として推薦するつもり.
本来なら本書の内陸アジア史版が出て扱ってもらいたいところだが,さすがに採算がとれまいか.

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