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2006年1月

2006/01/30

JRAS (3. s.) 15-3

Kolbas, J. 2005: Khukh Ordung, a Uighur Palace Complex of the Seventh Century. Journal of the Royal Asiatic Society (3. s.) 15-3, pp. 303-328.

大阪大学の森安先生からコピーをご恵送いただいたもの.ありがとうございました.
周知のカラバルガスン以外に,カラコルム近郊で覊縻支配時代のウイグルの遺跡が存在するという報告.
著者はモンゴル時代イランの専門家のはずで,ちょっと驚き.
いくつかテュルク語表記の誤りや,Radloff によるカラバルガスン遺跡の平面図が裏写りでコピーされているのはご愛敬か.

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2006/01/29

羽田正『イスラーム世界の創造』

東京大学出版会,2005.7.

これも遅ればせながらの購入.
自分の研究対象に埋没せず,研究者自身を規定している概念を一段高い視点から見直す姿勢に学ぶ点大.
そういえば私も講義では「イスラーム世界」という用語を無意識に使ってきた.
来年度からは本書の議論もふまえて講義内容を再構築せねばならないかも.

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2006/01/28

宮紀子『モンゴル時代の出版文化』

名古屋大学出版会,2006.1.

白石先生の一連の研究ともあわせて,モンゴル時代史研究のパラダイムが変えられつつあることを実感。

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2006/01/27

Smitskamp 閉店

http://www.oriental.demon.nl/
ライデンにある古書肆から閉店を知らせる絵ハガキが届く.
ここからは Maspero の Les documents chinois, 青山定雄『唐宋時代の交通』をはじめ,貴重なものを買わせてもらった.上記のように漢文資料が載るものは値定めが日本の相場とずれていてありがたかったものだ.
残念なことだが,まずはこの間のご厚誼に深謝.

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2006/01/26

白石典之『チンギス・カン』

中公新書,2006.1.

關尾先生のBLOGで刊行を知り,大学生協にて購入.これまた読むのが楽しみ.

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2006/01/25

『東洋学報』87-3

書評:『英藏黒水城文獻(1)』(西田龍雄)

西田先生の言によれば,該書は「まことに杜撰な編集」とのこと.しかし(特に日本の)西夏研究者にとっては,文字通りの「たたき台」が出てきてくれてラッキーと考えることもできるのだろう(たぶん).
漢文・西夏語のように,ウイグル語の写真集もとっとと出してくれないだろうか.これから地方大学では出張費もどんどん削られて,東洋文庫に出かけるのもままならなくなってしまうだろうしなあ.

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2006/01/24

林佳世子・枡屋友子『記憶と表象:史料が語るイスラーム世界』

東京大学出版会,2005.

『史学雑誌』114-11 の新刊紹介をみて遅ればせながら購入.

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2006/01/19

『史林』88-6

宮 紀子 2005:「徽州文書にのこる衍聖公の命令書」『史林』88-6, pp. 34-64.

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2006/01/18

シルクロード学研究

『中国・シルクロードにおける舎利荘厳の形式変遷に関する調査研究』(Vol. 21, 2004)
『古シルクロードの軍事・行政システム:河西回廊を中心にして』(Vol. 22, 2005)
『中国沿海地帯と日本の文物交流の研究』(Vol. 23, 2005)
なら・シルクロード博記念国際交流財団・シルクロード学研究センター

発行元のサイトによれば,このシリーズほかの刊行物を入手するためには代金+送料を書留で前払いしなければならない云々とあるが,大学生協に代行を依頼して注文・入手することができた.
第21号までは表紙に銀色の上質な光沢紙を用いていたのだが,22号からはモノトーンの地味なものに変わってしまった.
財団の経費節減がこんなところに反映しているのだろうか.
もちろん中身の水準には何も影響しないことですが.

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2006/01/16

『東洋史研究』64-3

書評:岡田英弘『蒙古源流』(井上治)

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2006/01/13

Zs. Gulacsi, Mediaeval Manichaean Book Art

Leiden/Boston, Brill, 2005.

Amazon.co.jpより,¥24,707.
旧著 Manichaean Art in Berlin Collections がカタログの性格を有していたのに対し,こちらは著者の博士論文に基づく研究編。

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2006/01/11

M. Biran, The Empire of the Qara Khitai in Eurasian History

Cambridge UP, 2005.

Amazon.co.jpより.¥9,932.
西遼史研究でモノグラフが出るとは快挙.
Wittfogel / Feng, 魏良韜らの先行研究をどれだけ進めているか,要注目だろう.

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紀要

2月末刊行予定の本学紀要のため昨年12月初旬に原稿を提出しておいた.
ところが印刷業者の受注がいつもより遅く,年明けになって決定したということで,校正時を念頭においていた修正版を急いでさしかえ提出.
刊行までのスケジュールはかなり詰まったものになりそうで,じっくりと校正する時間はなさそうだが,誤植のないよう気合いを入れよう(と,いつも思っているのだが,生来のずぼらな性格ゆえ拙稿にはかならず一つは誤植が残ってしまっているorz)

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2006/01/10

拙稿

Matsui, D. 2005: Taxation Systems as Seen in the Uigur and Mongol Documents from Turfan: An Overview. Transactions of the International Conference of Eastern Studies 50, pp. 67-82.

昨年5月開催の国際東方学者会議の紀要が刊行.
これまで「複雑多様である」というだけで片づけられてきたトゥルファン発現ウイグル語・モンゴル語文書中の税役術語を,西ウイグル時代・モンゴル時代に腑分けしつつ,それなりの制度的体系の中に位置づけることを試みたもの.
この英文紀要は大会当日の報告原稿を掲載するのが原則らしいが,なにしろ 5000 words という制限があるため,相当に原文を端折って枠組みの提示を優先せざるを得なかった.またの機会に細部の実証を詰めながら詳論する必要があろう.
よろしくご批正を賜りますようお願い申し上げます.

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「捌綜」棉布

敦煌出土漢文租佃契(P3155)には「捌綜●」という術語が在証される.
「●」は「毛+牒(正しくは「世」の部分は「充」の上部)−片」で,「棉布,めんぷ」の意味.
「捌」はいうまでもなく「8」の大字,「綜」は織機の「綜絖」をさすと思われる.
一方,トゥルファン出土ウイグル語文書には säkiz tištäki böz 「8本歯棉布」という表現が散見する.
ベルリンの Raschmann 女史は,この「8本歯」が棉布の規格であり,一定幅の筬の上にある「歯」の数を示すものと考えた(拙評『内陸アジア言語の研究』12, 1997, 参照).
技術史的推測はおくとして,このウイグル語の「8本歯棉布」が漢文文書の「捌綜●」の透写語であることは間違いない(この点は昨年5月の国際東方学者会議シンポ予稿集で既述).
問題はこの「捌綜」がどのような棉布規格だったのかという点.

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『史学雑誌』114-11

新刊紹介:林俊雄『ユーラシアの石人』(大澤孝)
新刊紹介:林佳世子・枡屋友子『記憶と表象:史料が語るイスラーム世界』(山下王世)

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É. de la Vaissière, Sogdian Traders: A History

Tr. by J. Ward, Leiden, 2005.

Amazon.co.jpより.¥19,989.
英訳されて通読しやすくなった.
仏語版のほうはさっそく第2版を重ねているようだ.

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2006/01/07

龍谷大学大宮図書館

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準備中の仕事の関係で,龍谷大学大宮図書館に出かけてきた.
龍大に出かけるのは大谷探検隊百周年学会以来3年ぶりのこと.
ところが,まず大宮通り側の門から入館できるようになっていて面食らった.
故百濟康義先生のご高配で龍大に出入りを許された1994年以来,この門から入構した記憶はなかった.
3年前の学会の時も同様だったと思う.


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図書館本体もすっかり近代的に改築されていて,これまた大いに驚いた.
入口ホール左右には,上記の大谷探検隊学会で展覧され,また昨年の「新シルクロード」でも大々的にとりあげられた,ベゼクリク誓願図のレプリカが出迎えてくれる.
懐かしくて思わず写真をとってしまった.


じっくり見て回ったわけではないが,館内中央にはエレベーターが設けられ,書架の配置も機能的に思われた.こういう図書館なら勉強もはかどるだろう.
これをみて,海外出張やらケガやらで昨夏以来崩壊しまくっている我が研究室のエントロピーを再構築せねば,と抱負を新たにした次第.

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2006/01/01

あけましておめでとうございます

旧年は足の負傷などもあって後半に失速してしまいました.
今年はもう少し出力にエネルギーを割きたいものです.
よろしくお願い申し上げます.

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